金曜日に弟が帰ってきました。
私が外せない地区の会議に出席する必要があり、母のワクチン接種の同伴をお願いしました。
金曜の会議が終わった直後、病院の担当医から電話があった。嚥下困難な父は、食事も投薬も難しくなってきた、と。
胃ろうや静脈輸液を行うか、点滴でつなぐか。ご家族の判断をお願いしたい、と。
手術をして延命するのは、父の苦しみがあるのではないか。
その術後に穏やかな生活ができるのか。
すこしでも、長生きしてほしい気持ちはある・・・悩む。
食べられいということは、生命体として生きていく意欲を体が失っていること。私自身、このことを受け入れようとしている。
その夜は、家族会議。
認知症の母も、涙を流し、父の状態を理解した。
弟も、私も、この先の判断は同じだった。
ただ、父の遺志を聞く機会はなかったことが悔やまれる。