叔父の葬儀

寂しい葬儀でした。

身寄りのない叔父は、生前に、万が一の場合は葬儀や身辺整理をNPO法人に任せる契約をしていました。

 

葬儀は、NPO法人から依頼のあった葬儀社。僧侶も依頼を受けた方。
街中の葬儀社でしたが、葬式は広い式場ではなく、棺が置けるだけの狭い部屋。
え… ここで?と思わず聞き直したくらい。

 


緊急時として、叔母の連絡先を伝えてあったのが、せめてもの幸いだった。
何とか参列したのは、私の家族と従妹の6名。窮屈な部屋だった。

 


前日に弟が急遽帰省し、叔父の住むマンション管理人に事情を伝え、部屋に入らせてもらった。何かしら、葬儀に飾れるものはないかと。
ご夫婦の思い出の写真を数枚選び、棺に飾らせてもらった。

 

もし、連絡がつけられない方だったら、どうなるのか。

高齢化社会、独居老人、孤独死… 高齢化を迎えた今の日本を垣間見た気がする。