執刀する医師から説明を受け、午後から手術をすることが
伝えられました。
レントゲンの写真を見ると、頚部に亀裂のようなスジが。
ボルトによる固定をしなければならないが、きれいに折れているので
手術は難しくないとのこと。
かかりつけの医者から、母の骨密度は同年齢ではかなり高いと
聞いていたが、高齢になるとやはり脆くなるものだな。
昨夜連絡した弟が、東京から駆けつけてくれた。
ありがたい。
夜の8時。
ショートステイ先からの電話。今朝、普段と変わらずに出かけたのだが、
この時間に...
「椅子から落ちて、大腿部が腫れてきた」
「救急車を呼びたい」
「来れますか」
と。
これはマズい。実家で一人のんびり晩酌していた。
女房に電話する。「私も、飲んでしまったよ」
タクシーを呼ぶ。「そちらの地域、この時間配車できません」
う、うぅ…田舎ゆえに。
施設に折り返し電話すると、スタッフが向かうという。
ありがたい。施設は車で3分。
田舎ゆえにお互いよく知っている。
救急車に同乗し、市内総合病院へ。診断結果は、「右大腿骨骨折」。
高齢者の転倒でよく発生する太ももの付け根の部分の骨折だった。
翌朝、整形外科専門医の診察を受け、早ければ午後に手術すると。
とうとう、入院か。
朝、母を起こしに行くとベッドに母がいません。
うわっあ、どこに行った!
田舎の家なので、部屋数は多数ある。
探すと、奥座敷で横になっていた。トイレに行ったが戻れなかったのだろう。
「痛い、首が痛い」「起きれない」と。
まただ。
今までの介護経験から、膠原病の痛みが出たと、すぐに理解した。もう、何度かこのような場面に出会ってきた。
母を支え、ベッドに連れていく。
濡れた衣服を着替えさせ、横にさせる。
朝食の準備をしながら様子を見る。受け答えはしっかりしているので、緊急性はないだろう。
食事は何とかとれたので、医師の指示がないところ、プレドニンを通常の服薬量から増量して飲ませる。
いけないことだとは思いながら。
コロナに感染した母も、熱は下がり、その後の様子は悪くありません。
施設は、5日間は受け入れできないということで、今週は母に付きっ切り。
仕事は休み。そう割り切ると、日中は実家周りの環境整備でやることはたくさんあります。
草抜き、草刈り、畑の手入れ… そうそう、つい先日、ノシシに畑を荒らされた。
ネットを張り、畑周りの雑木枝打ち、下草を刈りこんで近づかないように。
いい、汗が掛けました。