朝、母を起こしに行くとベッドに母がいません。
うわっあ、どこに行った!
田舎の家なので、部屋数は多数ある。
探すと、奥座敷で横になっていた。トイレに行ったが戻れなかったのだろう。
「痛い、首が痛い」「起きれない」と。
まただ。
今までの介護経験から、膠原病の痛みが出たと、すぐに理解した。もう、何度かこのような場面に出会ってきた。
母を支え、ベッドに連れていく。
濡れた衣服を着替えさせ、横にさせる。
朝食の準備をしながら様子を見る。受け答えはしっかりしているので、緊急性はないだろう。
食事は何とかとれたので、医師の指示がないところ、プレドニンを通常の服薬量から増量して飲ませる。
いけないことだとは思いながら。