限界を見ました

今週は、毎日仕事帰りに、実家に寄っています。

母の症状が思わしくないのと、長期のショートステイがあって、母の食事の準備がだんだん不安になってきたからです。

 

 

仕事帰り、何時ものように買い物前に実家に電話した。

何度もコールしたが出ない。

・・・何かしら、嫌な感じ。

 

週末までの食材を購入して、実家に向かう。

 

夜7時、電気はついていた。

が、いつもは閉まっているカーテンが開いたまま。

・・・おかしい。

 

離れから廊下を渡って母屋にはいる。

居間の電気はついているが、二人ともいない。

布団に入ったか。

・・・いない。

 

向こうから声がした。

 

縁側を見ると、父は横になったまま、カーテンを引っ張りながら、もがいている。

なんとか起きようと。

母は、籐椅子からずり落ちそうな姿勢で固まったまま。

 

  「どうした!どうしたんだよ!」

    「体が動かない。体が痛くて、椅子から立てない」

 

母を支えようとすると、「痛い!いたい」と、また、あの症状。

抱き上げれば、悲鳴を上げる。

失禁していたが、構わず一気にベッドに運び、着替えさせた。

 

バナナとエナジードリンクを与え、ロキソニンを2錠。

 

洗濯機を回しながら、キッチンの様子を見た。

昨日の残り物に口を付けた程度なのか、食事をした様子がない。残菜すら増えていない。

 

 

食事もできない年老いた両親、

衣服がずり落ち、

二人とも、身動きできないこの光景。

今日、寄らなかったら、

明日の朝まで、このままだったのか。

 

ショックを受けた。

もう、限界だ・・・