一人でできることは、なんとか伝い歩き。ベッド周辺の生活になっています。
デイサービスなど、外に出るのには支援が不可欠な状態です。
父の一度目の入院
父が退職後、再雇用の勤務中に脳出血を起こした。
昼食時に気分が悪いと訴え、自分で車を運転して自宅まで帰り、降りようとしたところ右半身のマヒが始まっていて、歩けなかったそうだ。
それでも、何とかお隣さんに助けを求め、救急搬送された。
右半身にマヒが残り、以降めっきり動くことが少なくなった。
二度目の入院
母からの電話で実家に駆け付けた。
縁側で、日向ぼっこをしている父の表情がまったくなく、声をかけても反応がない。
目は開いている。意識はある。でも、つるんとした顔・・・おかしい。
救急車を呼び、総合病院で診察を受けた。脳梗塞であった。
言葉を失い、リハビリに通う日々が続いた。
三度目の入院
「病院に運ばれた」という母からの電話。今度はダメか・・・
長い治療の後に、ベッドに寝ている父の元に通された。
体には点滴の管が数本、心電図などのコードが付けられ、周りは最新式と思われるモニターで囲まれている。
・・・確信した。これなら、死ぬことはない。
心筋梗塞と診断され、ペースメーカーを埋め込んだ。
立て続けに入院。そして、最後の退院から10年が過ぎた。
が、次はないかもしれない。